クレジットカードのゴールドカードはお得なのか?

クレジットカ−ド会社によって多少は異なりますが、30歳というのは、ちょうどゴールドカードの入会資格が持てる年齢になります。会社員の方なら部下もできて仕事に責任感が生まれる頃でしょう。そういう意味ではゴールドカードの1枚を持っていてもいい年齢かもしれません。ただ、ゴールドカードは年会費無料ではなく、一般のクレジットカードに比べて高く設定されていますので、高い年会費を払うだけの見返りがあるか?を考えてみましょう。

ゴールドカードのメリットは大きく分けて「ステイタスの高さ」と「充実したサービス」の2つになります。ステイタスについては、選ばれた人だけが持てるという優越感でしょう。ゴールドカードの会員になると社会的にも大きな人物になれたような気分に浸れますからねっ!充実したサービスについては、一般の年会費無料のクレジットカードにはない保証が用意されています。

具体的には、海外旅行傷害保険では最高5000万円までの補償が受けられなど、万が一、旅行中に事故やトラブルに遭っても相応のケアが受けられますし、電話1本で航空券やホテルの予約をする秘書機能も完備されています。さらに、利用限度額が一般カードが30万〜50万円に対してゴールドカードは100万円ぐらいと高く設定されていることもメリットの1つです。

ただ、ステイタスの高さを実感するには、国内だと、それほど実感できません。というのも、選ばれた人だけが持てるはずのゴールドカードも今は昔と違いインフレ気味で入社2〜3年目の若者でも普通に持てるようになっているからです。ステイタスの威力を実感しようと思うなら、海外に行くことが1番良いでしょう。

欧米社会は、階級制度が残っているため、ゴールドカードを収得するには厳しい審査をパスしなければならないのが現状です。だから、買い物の際にゴールドカードを店員に見せると態度が180度変わったりすると言われています。

また、サービスの充実についてもすべての会員が満足できるほどの特典が付いているのかというと、それは違います。旅行の時に使える特典が多いのですが、それ以外のことになると一般カードと変わらないものが多いです。

結論としては、ゴールドカードを見栄で持っているだけで実際にゴールドカードを使わないのあれば高い年会費が無駄になるのでやめたほうがいいでしょう。まずは一般の年会費無料のクレジットカードを十分に使いこなして、ゴールドカードにするかどうかを考えても遅くはありません。