クレジットカードを現地で再発行してもらうには?

海外旅行中にを紛失したり、盗まれると、楽しいはずの旅行が台無しになります。その時に現地ですぐに代わりのクレジットカードを発行してもらえたら便利ですねっ!実際に、カード会社に連絡しても新しいカードは帰国後に再発行されるのが普通です。また、手数料が必要になりますので、なかなかスムーズにいきません。財布を盗まれて、文無しになるのはとても心細いものです。

しかし、アメックスの場合は当日、若しくは翌日には再発行が可能です。この再発行サービスはクレジットカードの基本中の基本といえるものですが、それが最も充実しているのがアメックスです。世界1700カ所に営業拠点があり、近くのオフィスに出向けば、即日、遅くとも翌日には再発行に応じてもらえます。では、アメックスはどのように再発行してくれるのでしょうか?

1 まず、カードの紛失や盗難に気づいたら、24時間対応の日本語デスクに電話をかけます。

2 次に、担当者が日本のセンターに連絡を取りカード会員の本人確認をします。

3 本人確認されたら、設備の整った海外のオフィスセンターに連絡してカードを作製します。

4 そして、現在会員のいる最も近いオフィスにカードを送付するという流れです。

このような流れを経て、再発行されたカードをオフィスで受け取る、若しくはホテルまで持ってきてもらいます。どちらにしても、その日のうちか翌日にはカードを入手できて旅行を中断することなく続けられます。あまり知られていませんが、アメックスの再発行サービスが即日でも可能なのは、提携カードが少ないため絵柄が統一されている事と、カード番号が世界共通のため、素早く対応できるみたいです。

一方、JCBは、緊急の際にはテンポラリーカードを出してくれます。クレジットカードをなくしたり、荷物を盗まれた場合、JCBプラザに駆け込めば即日に発券してもらえます。そこのプラザで用意できない場合でも、近くの核になるプラザで作製して送ってもらえます。(この場合には1日か2日かかります。)

このJCBの場合も先ほどのアメックスの場合も、再発行されるカードは世界共通仕様の裏面のみの磁気ストライプになっています。日本発行のクレジットカードは全て裏表両面についていますが、これは日本のATMが表側の磁気ストライプを読み取る変則方式になっているためです。だから、再発行されたカードをそのまま国内で使っても、クレジットカードとしては使えますがキャッシングができないことになっています。

しかし、ニコスの対応は違います。ゴールドカードについては現地で無料でリピートカードを発行してくれますが、一般カードの場合はそうしたサービスはなく、帰国後に再発行の手続きをしなければなりません。

これは新たにクレジットカードを取得する形になり、年会費を別途取られます。このように全体を見てみると、再発行サービスはアメックスや、JCBに軍配が上がります。アメックスは旅行者の安全性を第一に考えるから、再発行サービスには特に力を入れているサービスなので当然かもしれません。(アメックスはもともと旅行会社です。)

なお、クレジットカードの紛失や盗難の被害を最小限に抑えるために、海外では年会費がかかりますがゴールドカードと年会費無料のクレジットカードを分散して持つことが重要でしょう。