クレジットカードは海外に何枚持っていくべきか?

海外に行く時は種類の違うを2枚持っていくのがベストです。旅行で、いろんな国を回るときには円からドル、ユーロと、その地域の通貨に両替しなければいけませんが、クレジットカードの場合は現金と違ってそのような手間も省けて、両替するための手数料も節約できます。また、海外ではクレジットカードに対する信仰が強く、ホテルのチェックインやレンタカーを借りる際にもIDカード(身分証明書)の役割を果たしてくれるため、クレジットカードは頼りになります。

では、具体的にどんなクレジットカードを何枚持っていけばいいのでしょうか?海外で使えるクレジットカードは国際ブランドの付いたVISA、マスター、JCB、アメックス、ダイナースクラブなどが対象となりますが、加盟店の数はVISAとマスターが圧倒的に多くアジア、アフリカを含めて世界のほとんどの地域が対応しているのでVISA、マスターの各1枚づつを持っていくのが良いでしょう。余談ですがVISAは、マスター以上の加盟店数と会員数を誇っています。海外旅行では、どんなトラブルが起きるかわからないのでサブとして2枚持っていくようにしましょう。できれば、年会費無料の方が良いですが・・・。

ちなみにクレジットカード会社が同じ場合は限度額は合算されません。VISAとマスターの両ブランドを安い年会費で取得できるデュアルカードに飛び付く人もいますが、DCカードの場合、1250円+500円(税別)でDCマスター、DC・VISAの2枚のクレジットカードが作れます。クレジットカード会社は、カード単位でなく会員に対して限度額を設定しますので、1番限度額が高いカードがその人の利用限度額になります。

だから、DCマスターがショッピング限度額30万円でキャッシング限度額が10万円とすると、DC・VISAとの合算はできずに、DCマスター分がその人の限度額となります。そう考えると、海外旅行では、発行会社の異なるVISAカードとマスターカードを持っていくのが良いことになります。

ほかには、旅行中にクレジットカードの紛失や盗難にあった場合は、すぐに再発行してくれたり、ホテルに泊まる時やレンタカーを借りる場合でもID代わりになるクレジットカードを持っていたいものです。高い身分を保証するにはアメックスなどのステイタスカードが必要になります。

身元がしっかりしているから信用できると思われるそうですが、JCBの場合は、世界50カ所にJCBプラザ&デスクを置いていますので、日本人社員が会員のさまざまな要求に応えてくれます。プラザは欧米とアジアの主要都市にはほとんどあるので、その方面に出かける人にはおすすめです。

さらにJCBはアメックスと加盟店業務で提携するので利便性もアップします。ステイタスに重点を置くなら年会費が無料ではありませんが、アメックスが良いでしょう。クレジットカードの紛失だけでなく、地震等の突発的事態にあっても丁寧に対応してもらえます。また、限度額対策として、できれば1枚はゴールドカードにしておくことと良いでしょう。